2016 ものラボワークショップ in 高山 第1回

こんにちは!

ものラボスタッフの松尾です。最後のブログ更新が夏で止まっておりましたが,気づいてみると季節はいよいよ秋ですね^^ 読書の秋,芸術の秋,スポーツの秋,そして食欲の秋…みなさんそれぞれの秋をお楽しみのことと思います。

さてものラボで活動していると,秋といえば,毎年恒例,岐阜県高山市でのワークショップの存在を欠かすことはできません。10月から隔週5回で12月の頭まで開催されるワークショップでは,高山市内の小学校から集まった児童24名が,4つのグループに分かれて様々なプログラムを体験します。

本ワークショップでは,何かを手作業で作り上げる「ものづくり」というキーワードを重要視しておりますが,そこでは単なる完成物を作り上げることが目的とされている訳ではありません。自分一人で何かを作りあげるのではなく,グループの仲間達,東大ものラボスタッフ,そして高山市工業高校の高校生や大人の方々と,何かを作り上げることによって,ものづくりを通して関係性をつくっていく過程というものを,私たちは大切にしたいと思っています思っています。

そんな思いが込められたワークショップが,いよいよ今年も始まりました!今回のブログでは,第一回目講座「オリジナルうで時計をつくろう!」の様子をお伝えしたいと思います。


講座に先立って行われた開講式。緊張した面持ちで集まった子どもたちと一緒に,これから始まるワークショップの流れとスタッフの紹介が行われました。

開講式が終わると,子どもたちはものラボ作業室へ。いよいよオリジナル腕時計づくりが始まります。ちなみにこのオリジナル腕時計づくり,今年が初めての実施でして,日頃から物ラボの活動を支えてくださっているメンターの方のつながりで,シチズン時計マニュファクチャリング(株)の皆様とのコラボが実現いたしました。

オリジナル腕時計づくり,ただ文字盤に絵を描くにとどまりません。

ムーブメント(時計の心臓部)にある電池を外して付けてみる,文字盤とムーブメントを取り付ける,時計の針を文字盤に付ける,文字盤にカバーをつけ,腕にはめるベルトをつける…。

普段は行わない繊細な作業。子どもたちは楽しみながら,そして時に少し苦戦しながら,一つ一つこなしていました。「文字盤に何を描こうかなー」と事前に考えてきたデザイン案を広げて,高校生やスタッフと相談する声も聞こえてきました。

シチズン時計の技術者の中でも最高の技術を持ったプロの方から手ほどきを受けて,2時間半ほど経った12時ごろ。

3,2,1のカウントダウンとともに,みんなで一斉に時計の針を動かしました。

その瞬間,子どもたちからは歓声と溢れんばかりの笑顔^^

頑張って作った自分だけの腕時計。

班ごとに記念撮影をするときも,みんな顔が誇らしげでした。


保護者の方々は別室で保護者ワークショップと称し,意見交流会を行いました。

私は子どもの側におりましたので,どんな感じだったのかは又聞きでしか把握できませんでしたが,例年にないほどたくさんの保護者の方々が参加してくださり,話し合いもとても積極的に意見を出してくださったと担当者から伺いました。

また第三回目,第五回目と保護者ワークショップは展開されますので,奮ってご参加いただければと思います^^


これから始まるワークショップ,次回からはいよいよグループごとでの作業が増えてきます。

今年はどんなワクワクをワークショップで体験することができるのか。子どもたちの期待もあると思いますが,スタッフ側の私たちとしても毎回とても楽しみなところです。

ここから12月まで,一気に駆け抜けていきたいと思います!

よろしくお願いいたします。


松尾


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